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ピザは十勝のどんぶりだ!

「パピリカ」でお出ししているピザは、生地に使う小麦粉は十勝産100%。そして載せる具材も、十勝の恵みである豊かな農産物と広大な牧場で育成されたストレスフリーの畜肉です。すべての素材が十勝でまかなえるため、ピザは十勝の「どんぶり」であり、十勝人のソウルフードといえるでしょう。

「自然派」ワインとの出会い②

concept

ワインもスローフード

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1冊の本がきっかけでした。『イタリアワインの㊙ファイル』。なんだか怪しげなタイトルでしたが、著者のファブリツィオ・グラッセッリさんの解説は、これまで私が感じていたワインに対する疑念や懸念を払拭してくれました。

 

彼の指摘で納得したのは、

①今やワインビジネスはグローバルなマーケットになっているため、ブルゴーニュやボルドーなどの高級ワインが有名なフランスワインの多くが、いわゆる"ブランド品"として流通しており、それがワールドワイドな企業の儲けの源泉になっている。

 

②この「システム(=カルチャー)」がメインストリームなので、フランス以外のワインも同じ価値観の延長にあり、だからカリフォルニアでもオーストラリアでもカベルネやピノ・ノワールシャルドネのようなフランスワインに使われる主要品種で使ったワインばかりになっている。

 

③そのため、ロバート・パーカーのように、すべてのワインを100点満点で採点するといった、馬鹿げた発想が生まれ、その「価値基準」をビジネスに利用する人たちが増えてしまい、ワインの多様性がなくなってしまった。

 

いささか誇張があるとはいえ、イタリアワインは、こうしたビジネス風潮に染まらず、依然、イタリア伝統の「スローフード」の精神を守っている(中にはビジネスライクなところもあるのは確かですが・・・)というのが、彼の主張です。

 

その証拠に、

①イタリアワインの多くは、その地域で採れる土着品種を使うため、ブドウ品種の数がやたら多く、それがワインの多様性につながっていること。これまで聞いたことがないブドウ品種がたくさんあるのに驚きました。

 

②その地域の人たちが飲むことを前提にしているので、ワイナリーごとの生産量はそれほど多くなく、未だに瓶詰めもせず、量り売りしかしていないワイナリーもあるようです。しかし、その地域の特性を生かしたワインに合わせる料理も多様性にあふれ、これが「スローフード」の文化を支えています。

 

かつてイタリア・フィレンツェで、「ブルネッロ・デ・モンタルチーノ」を飲んで以来、すっかりサンジョベーゼというブドウ品種が気に入ってましたが、こうした背景を知ったことで、さらにイタリアワインに傾倒することになったのです。